石破茂首相「コメ5キロ3000円台を実現」 下がらなければ責任
石破茂首相は21日の党首討論で、高止まりしているコメの価格について「(5キロで)3000円台にならなければならない」と話した。「一日でも早くその価格を実現する」と強調した。国民民主党の玉木雄一郎代表は「5キロ3000円台に下がらなければ首相として責任をとるか」と迫った。首相は「責任をとっていかなければならない」と答えた。玉木氏はコメの増産も求めた。首相は「増産の方向にかじを切れという主張は同意する」と話した
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA216ED0R20C25A5000000
物価が上がっている、その一環で米の値段も上がっている、しかも不作と就農減少も重なって米不足、需要と供給のバランスでさらに米の値段があがる。日本米の付加価値がついた。一方で、米不足と安さを求めて海外輸入も始まった。なので、安い輸入米 高い日本米 と二極化がすすむんだなと考えていました。
でも、日本米の価格を3,000円台に下げて、増産へ舵をきるという政策。JAという巨大組織のこともあるだろうが・・・農家の方の利益率や利益額ってどうなるんだろう。少子高齢化で就農も減っているのに、薄利多売で増えるんだろうか・・・それにしても、農業って国策だと思いますが、常に政治に振り回されているように感じます。消費者は安い輸入米と高い日本米のすみ分けができればいいのではないかと思うのですが・・・時代変遷、少子高齢化、人口減少のターンで、日本米も、イワシやサンマのように、かつての大衆食材から、ちょっと高い食材へと変わっていってはだめなんだろうか・・・
あと、デジャブーのようにも感じる。あのアベノマスク。あの時も、マスクを作る業者のマンパワーと、急な需要でマスク不足でマスクが高騰。マスク不足の声を受けて、国が打ち出した政策としてアベノマスク。しかし、しばらくするとマスクの値段も落ち着いた。あれは費用対効果はあったのだろうか・・・と振り返ると思う。
少しマーケットの自然な流れを見守ってもいいのではと感じる。今は、物価が上がっているのは米だけではないし・・・むしろ、インフレが成長を伴うインフレになるよう、社会保険などの制度設計の見直しを検討することではないかと感じる。