2つの記事がつながった・・・

「経済あっての財政」を巡る誤解

「経済あっての財政」といわれる。国民生活に直結するのは経済なので当然の言葉だ。しかし今日の日本で、積極財政により財政が傷んでも、それで経済が成長するからいいのだという意味に使われているのは大問題だ。・・・・・・日本経済を復活させるには、まずは「経済あっての財政」という言葉についての国民の誤解を解き、イノベーションなくして成長なしというケインズ経済学の基本に立ち戻ることが必要だ。官庁エコノミストや経済学者の役割は極めて重要といえよう。

https://www.nikkei.com/article/DGKKZO86493590T00C25A2DTC000

経済学については、ほとんどわからないけど、ここで説明されているステップには納得できた。経済成長するためには、効果のないところにばらまきしても無駄、やはりイノベーションが必要だと。

それを証明説明するような記事が以下。この記事2つがつながったように思う。

ディープシークだけじゃない 「中華AI」新興競う

中国で人工知能(AI)スタートアップが続々と登場している。低コストで高性能な生成AIを発表したDeepSeek(ディープシーク)を筆頭に、月之暗面(Moonshot AI)なども力を付けている。ネット大手の資金や学術機関の人材が「中華AI」の成長を支え、米企業が中心だった性能競争は新たな局面を迎えている。・・・・・・清華大や北京大学、中国科学院といったAI研究の学術機関が人材供給源となっていることもAIスタートアップの成長を後押しする。

日本経済新聞がAIのトップ3学会の採択論文を調査したところ、24年の著者数ランキングで中国機関は上位100機関のうち31機関を占め、米国の37機関に次いで多かった。

https://www.nikkei.com/article/DGKKZO86494370T00C25A2FFJ000

日本勢は・・・理化学研究所で64位 東大で71位

中国の大学で働く日本人教授が、日本の基礎研究の予算と力のいれなさを嘆いていらっしゃった。同時に中国は基礎研究にものすごく力をいれていると。だからだろうな・・・イノベーションに明らかに違いが出てきてる・・・国立大で予算がなく、授業料値上げでもめたり、トイレやカーテンの備品購入とかが大変とかのニュースを聞いたが・・・なんでこんな風になってしまうのだろう・・・先日、小中学校などのデジタル教科書うんぬんの話もあったが、力を入れるのはそこじゃないよなって本当に思う。