トップ水準維持も理科が低下 小4と中2、理数学力の国際調査
国際教育到達度評価学会(IEA)は4日、世界の小4と中2に当たる学年を対象とした2023年国際数学・理科教育動向調査(TIMSS)の結果を公表した。日本は理科の平均得点が小中ともに前回より下がり、小4は6位に落ちたが、中2理科と小中の算数・数学は5位以内でトップレベルを維持した。算数・数学と理科を「楽しい」「得意」とした割合は、いずれも女子が男子を下回った。
文部科学省は、女子は理系が苦手といったアンコンシャスバイアス(無意識の思い込みや偏見)が教育現場にあり、子どもに影響を与えた可能性があるとしている。
https://www.tokyo-np.co.jp/article/371576?rct=national
023年国際数学・理科教育動向調査(TIMSS)の結果を見ると、そんなに日本の教科書でやっていることと乖離していない気がする。
https://www.nier.go.jp/timss/2023/gaiyou.pdf
ということは、学力的というより、子どもたちが、楽しく学べていないことのほうが大きな問題ではないかと。日本の基礎学力のやり方は素晴らしいんだと思うけど、いろいろな時代の変化に伴い、断捨離しないまま、モリモリモリになったカリキュラムなうえに、デジタル化となっているから、まずは、整理して子どもたちが余裕をもって学べるよう根本的な見直しが必要な時期じゃないかなと、常々。