私が思う日本 外国特派員が見た 福島の復興/東京の再開発
東京に駐在する外国メディア特派員らの目に、私たちの社会はどう映っているのだろうか。フランス、英国、バングラデシュ、シンガポールなどの個性豊かな記者たちがつづるコラム「私が思う日本」。今回は、聯合早報(れんごうそうほう)(シンガポール)の符祝慧・東京特派員が、東京電力福島第1原発の見学を通して福島の復興について考えた。仏紙「ルモンド」のフィリップ・メスメール東京特派員は、7月の東京都知事選で大きな争点とならなかった東京の再開発に懸念を示した。
https://mainichi.jp/articles/20240902/ddm/007/070/099000c
4年前に行った福島原発周辺の状況、震災の日から止まったままの空家、たくさん積まれた除染されたものと思われる土嚢、そのそばにある住家や田んぼ、あちらこちらにある放射能測定器、そして海岸線にそって作られた防波堤などを見て、復興ってなんだろうと・・・何が正解なんて簡単には言えないなと、でもお金と時間は費やされていく。どこに向かっているのか明確な答えはないのかもだし、時間がたたないとその答えはわからないのかもと、もやもやした記憶と当時の様子は今でも鮮明に覚えています。
あと、東京の再開発、先日、虎ノ門に行く用事があり、数回行った。時間もあったので、駅周辺を散策して驚いた。虎ノ門って、こんなんだったけ?虎ノ門ヒルズができて、新しいビルがたくさん。以前、不動産証券化の営業をやっていた時、結構虎ノ門を歩いたが、もうすこし、空が見えて、建物が低く、割と古い町だったように記憶している、港区だけど、味のある街並みだったよな・・・この記事の外国特派員の方のご意見は、東京の魅力の一つは街ごとに趣が全く異なるのに同じ空間にあること、ところが建設狂により、無味乾燥な画一的な都市に変わっている、これでは外国人エリートを引き付けるのは難しいだろう、そしてヒートアイランド現象の原因にもなっているのではと。
最近、よく聞く「ネガティブ・ケイパビリティ」って、こういう状態なのな・・・