関心領域
さきほどの朝日新聞の記事の続き
フィンランドにも、外国人労働者(タイ人)の過酷な労働について問題になり、裁判の結果7年経ってようやく労働者ビザと雇用契約の対象になったという。筆者は、関心領域という映画を鑑賞し、壁の向こうから恐ろしい音がきこえていても、その向こうを見ようとしない、そういう点では、フィンランドの学生、筆者もおなじではないかと結んでいた。
わたしも、関心領域を見ました。なんとも言えない、ずーんとした気持ちになりました。映画は、第2次世界大戦時のアウシュビッツの隣に住むドイツ人家族の日常の様子が流れているのですが、戦争という特異な環境ではあるものの・・・しかし、その様は、現代にも置き換えられるシチュエーション。パレスチナの状況を新聞やニュースでみながら、平和な日本で暮らしている。貧困問題などが伝えられながら日常に追われている。インターネットやSNSで、価値観の多様化が表面化し、さらに複雑化していってる。なので、逆に動けなくもなっている。
だから、すーんときたんですよね。意見も結論も提案も何もできないのですが・・・・・小さい範囲でも、自分ができるところからと考えています。