地震だ~
今朝5時7分ごろ、静岡で震度6弱の地震が発生しました。
東京23区は震度4。
結構、揺れましたね。
日曜日にも震度3の地震があったところだし。
地震が起こったとき、
開発不動産のキャッシュフローシミュレーションを作成し始めたところで、
地震の揺れを感じながら、
ふと不動産ノンリコースローン業務を行っていたときのことが思い出されました。
ノンリコースローンの検討にあたっては、不動産のキャッシュフローのチェックとともに
新耐震基準の建築物かどうか、また耐震性を図るPML値の数値チェックは重要でした。
新耐震基準とは、昭和56年、建築基準法の耐震基準が大幅に改正されたもの。
目的は、震度5強程度では、建物が壊れない、
震度6強~7程度では、建物の倒壊を防ぎ、中にいる人の安全を確保すること。
PMLとは、Probable Maximum Lossの略で、直訳すると「予想最大損失率」。
PMLについて定義を確認すると・・・
建物の使用期間中で予想される最大規模の地震(再現期間475年相当=50年間で10%を超える確率)に対して予想される最大の物的損失額(90%非超過確率という)の、再調達費に対する割合(Wikipediaより)
PMLの定義、難しいですね~正直しっくりと意味を把握できない。
エンジニアリングレポートにくっついていたPMLのレポートを読んでもいまひとつよくわかりませんでしたし・・・
要は、非常に稀に発生する巨大地震で受ける建物の物理的損失額が、建物価格に対して何%なのかという程度の理解でした・・・・・
それでも、ローンの検討には、PML値は重要。
目安は、20%以下だったかと。
もちろん、地震保険など付保し、予想損失のカバーも必要でしたけど。
ただ、証券化物件は、地方より大都市に多く集まっていることもあり、
またそのような大きな地震が起こったことはほとんどなく、
実際、PML予想値の範囲内かどうかって検証する機会はありませんでした。
今、感じることは、
新耐震基準とPML値だけで本当に建物の耐震の程度ってわかるのかなぁ、
実際の施行状況や活断層のとおり具合などなど複合的に判断したほうが、より確実だろうなぁと。
実際そういうところまで把握するのは難しいと思いますが。
だからこそ、日々、大地震に備えて準備しておいたほうが安心を感じます。
とっ、
分かっているのですが、我が家ではまだまだ。
とりあえず、水や食料は準備してますが
家具の転倒防止や防災グッズの準備は手付かず。
今回の地震をきっかけに、防災の準備をしなきゃと改めて反省しました・・・・