テクノ新世 もっと人間らしく(4) 人類が「AI語」を話す日

テクノ新世 もっと人間らしく(4) 人類が「AI語」を話す日
この思考、本当に私のもの?

著名プログラマーで作家のポール・グレアム氏は4月、メールに記されていたある単語に注目した。「詳しく調べる」「掘り下げる」という意味のdelveという動詞だ。「Chat(チャット)GPTで書かれた文章の兆候」という。

https://www.nikkei.com/article/DGKKZO81545600R20C24A6MM8000/?n_cid=BPRDS001

この記事で気になったのは、この部分

人工知能(AI)の専門家も証言する。国立情報学研究所の小田悠介特任准教授によると、delveは研究論文でも「2023年から目にする機会が増えた」。・・・・「話し言葉では使わない」(グレアム氏)というこの単語を、AIはなぜ多用するのか。実はチャットGPTは開発時に、適切な受け答えを学ぶため人間と大量に対話の訓練をした。相手は時給2ドル(約320円)以下で雇われたアフリカの人々と報じられている。英紙ガーディアンによると、delveはナイジェリアなどで頻繁に使われている。アフリカでの訓練がチャットGPTに影響を与えた可能性があるという。

たまたま、ラジオで紹介されていた教育関係のレポートをみていたら、delveのワードがあった。前後の文章からここでの使い方があってるのかどうかは、私の英語力ではわからないので、AIの影響かまでは判断つかないのですが。ただ、言葉は文化なので、文化がわからないと、その言葉の意図するところってわからないので、今は、AIがそこまで判別できていないのかも。まぁいずれ、そうなろうだろうけど。