MVの件で考える
ミセスといえば、子どもたちも、大好きな音楽。受験期には結構気分転換になったり歌詞に感銘を受けたり、バンド名も男性ボーカルメインだけど、中性的な立ち位置で、その考え方は今の時代的だなと、親としては好意的でした。最近、MVをめぐって、新聞などでも、さまざまな批判がされていて、今日の新聞では、日本の現在地として世界基準での教養欠落という意見も出ていました。
今回は、子どもが大好きなバンドのことだし、歴史的な背景、日本と世界的な見解や価値観のずれなど、子どもとともに考えていきたいことなので、いろいろと考えながらニュースを見ています。今回の楽曲の歌詞には、差別的なものはないように見えましたので、MVは差別を意図的にやったのではなかったんだろうなと。であれば、個人レベルで考えると、知らなかったうえでやってしまったこと、謝罪もしている。でも、影響のある個人、しかも子どもたちも大好きな個人。あとは、歴史の大局観。これは、日本の学校での歴史の勉強って、一本の線がすでに引かれてある教科書に沿って、暗記するスタイルが王道なので、その弊害なのかなとか。歴史にはたくさんの複線があり、線ごとに多様な見解があり、新しい事実や価値観により常に塗り替えられているって、私は大人になってわかったしな。歴史を振り返るとさまざまな国や地域で紛争や奪略もおこってきた。あーそっか、立場によって多様な価値観があることを想像し、そこから学び反省し現在未来に活かしていくことが大事なのかな。今回も一つの歴史として、学び反省そして現在未来に活かせることを願います。今回の件、子どもにどういう感じで話すのかとても悩みます。