思春期の不適切なネット使用、16歳の幻覚・抑うつリスク1.6倍に

思春期の10~12歳の時に、不適切なインターネットの使い方をしていると、16歳で幻覚や妄想、抑うつといった症状に悩むリスクが1・6倍高まることがわかった。東京都医学総合研究所や国立精神・神経医療研究センターなどが、都内に住む3千人余りを追跡調査し、論文を海外の医学誌に発表した。インターネットは現代の生活に不可欠だが、不適切な使い方を続けるとメンタルヘルスの不調が高まることが指摘されていた。ただ、因果関係を明確に示した研究はこれまでほとんどなかったという。

https://www.asahi.com/articles/ASS6G00J5S6GUTFL006M.html

論文

https://academic.oup.com/schizophreniabulletin/advance-article-abstract/doi/10.1093/schbul/sbae089/7686570?redirectedFrom=fulltext

コロナ禍で、学校でのタブレット使用が普及し、今では小学1年生から使っている。タブレット使って学ぶ意義は理解できるし、全世界的にもそういう流れなのも理解している。でも、でも、わが子やわが子のお友達の話を聞いていて、すべての子どもを対象にしてタブレットを使って学ぶ意義を見出すより、そのインターネットの使い方による弊害を感じるほうが多かった・・・なかには、もちろんタブレット学習が合う子や必要とする子がいるのも理解しているし、プログラミングに目覚める子など才能を開花できるフックになる場合もあるだろうが、そもそも授業構成や選抜試験が従来型の紙をベースにしたコンテンツである以上、無理してタブレットを使う必要があるだろうかと感じることのほうが多かった。インターネットを使うことで、インターネットの中にあるものはすべて正しいと思い込んでいる場合も多かったし。

インターネットの使い方が、どこまで不適切かどうか、前頭葉も発達しきっていない子どもにどう理解させるのか、本当に難しい。ルールを決めても、守れるものでもない。大人だって、ダイエットしたいけど甘い物が手に入る環境だったらたべちゃうだろうし、たばこだって、アルコールだって同じ。メタボだってわかっていてもついつい夜お酒飲んじゃうとか。子どもだったらなおさら、タブレットが家にあればやってしまう。宿題がでているからとタブレットを使えば、調べもののついでにYoutubeをみちゃう。子どもが、タブレットがそばにあるのに、ルールを守るなんて相当無理。原則、小学生の間だけでもタブレットを家に持ち帰らせることはやめてほしいと思う。(もちろん原則なので例外もあることも前提にして)

まずは、そこからだと思う、10歳~12歳って、ほんとうに微妙な年齢だから、親子の会話をしたいけど、子どもが、インターネットの世界にストレス発散や楽しさを見いだせば、子どもにとっては、もう親と話す必要ないと思うことだってある。責任をとれる大人がビジネスや娯楽として使うネットの感覚と、成功や失敗の経験を重ねながら、知識を吸収ながら成長学んでいる子どもが使うネットの必要性や感覚は、大人とは全く意味合いがちがうのではないかと思います。