定額減税・・・2重に対象?!

定額減税の準備にあたって、いろいろ確認していますが、制度設計的な穴として、もらえない方だけでなく、合法的に2重に対象となってしまう方がいるとのこと。

https://youtu.be/Zmx8s9pfds8?si=5J3Y85Zw7AvUenfM

コロナ給付金のときは、コロナ禍でみんなが大変だからとスピードを重視して給付金の対応がされました。結果として、そのあと、制度の穴をついてたくさんの詐欺がわかりましたが、でも、優先されるのは国民の命でしたから、その穴はある程度しかたないということは、あのときに理解できた、結果として、マイナンバーの流れになったのですが(現在のマイナンバーの良し悪しの話は別として)

しかし、今回の減税は、どれくらいの国民が納得するのだろう。税金を配るを目的とするなら、年末調整での減税もしくは確定申告が終わってからの給付金でも良かった、もしくは所得税も令和5年をベースに計算すればよかったのに・・・一人ひとりとしての金額としてはそんなに大きなものではないにしろ、どの程度の不備の割合なのか全体が見えていない状況ではわからないのですが・・・・・6月にどうしてもしたかったという政治の意向優先で、制度設計の穴がひどいと思う。役所の方々が一番大変でしょうか。非課税世帯や調整給付金対象者などの情報が一番集約するところだから。

それにしても・・・以前は、何か調べるときは、いろいろな税法の条文や通達、判例をたどって、一つの形にまとめていく作業が多かったのですが・・・いつからだろう。国税庁HPの解説やQ&A、国税庁や役所の見解、そして動画などの解説を見て、そして条文ができていればそこにたどり着く。どこの条文に則ってこのような解釈となるか・・・なんて議論がなくなってきた。国税庁のほうでこういう見解だからとか、そんな感じが多い。税法が、デジタルな世の中についていけてないのか、税法も政治家の道具に完全になってしまったからだろうか。