(こうじを学ぶ:下)3種の漢字表記 麦や米、原料に応じて誕生

にわかに注目があつまった「こうじ」。漢字の表記は「●(●は麹が略字になる前の文字)、麹、糀」と三つある。どのような使い分けがあるのか、早稲田大学社会科学部の笹原宏之教授(日本語学)に聞いた。「●」は、2千年以上前の中国の古い文献で使われています。中国では「こうじ」は麦で作ることが…

https://www.asahi.com/articles/DA3S15958226.html

麹という漢字は、2千年以上前の中国の古い文献で使われている、麹は麦で作っていたから。

日本でも奈良時代までは、この漢字を使っていたが、米でつくるコウジの方が多かったので素材に合わせて糀という漢字が生まれた。米にコウジカビが生えている様子が花が咲いたように見える・・・

麹も、麦に菊だから。中国では菊の花に見えたのかな・・・・

コウジは、訓読みっぽいから、麦で作るコウジは古代日本にもあってその言葉そのものはあったのだろうけど、米文化になり米でコウジをつくるように変わったので、糀という漢字になったということか。

日本語として使われる漢字の歴史を知れば知るほど、古代、文字を持たなかった日本語。漢字を文字として受け入れてからの、ご先祖様の苦労だけなく、その発想の豊さに思いを馳せ、その延長にある今の日本語は、とても大事なものであり、愛おしくなっているこの頃です