小泉氏「5キロ2000円」表明 店頭価格 備蓄米の随意契約
高騰するコメの価格を抑えるため、小泉進次郎農林水産相は23日、今後放出する備蓄米の店頭での値段について、「5キロ2千円程度」をめざす意向を表明した。現状の全国のスーパーでの平均価格は4千円超。任意の業者との「随意契約」によって放出する予定で、流通先の不公平感が生じる懸念もある。
https://www.asahi.com/articles/DA3S16220483.html
楽天が出てきたので・・・もしかして、小泉さんは、JAルート以外のダイレクト市場販路を作ろうとしているのかしら・・・と考えて、そういう予想はCahtGPPTの意見をきいてみた。以下のシナリオを想定していて、あえて2000円を打ち出しているなら、一時的な痛みはあるかも・・・でもあえて備蓄米での実験だろうから、成功してほしいな。
【ご質問の前提】
米農家が、JA経由ではなく直接市場へ。
JA経由だと、農家の手取り価格は5kgあたりおそらく1,800円〜2,200円程度(場合によりさらに低くなる)。
JAが市場で4,000円で販売。
これに対して、農家が5kgで2,000円で直接販売したら、JAを通すより利益は多くなるのか?
【結論】
✅ 場合によっては、JAを通すより手取りが増える可能性は十分にあるが、「直販にはコストと手間」がかかるため、すべての農家にとって最適とは限らない、が正しい判断です。
- 小泉さんの狙いと背景の推測
随意契約で2,000円で売るというのは、利益最大化というよりも「JAを通さない新しい販路の開拓」が目的のように思われます。
小泉さんがある程度知名度のある農家、もしくは地域ブランドを確立していれば、このダイレクト販売モデルは成功する可能性が高いです。
【結論再掲】
✅ 5kg 2,000円での直販でも、JAに出すより手取りは多くなる可能性はある。ただし、送料・手数料・手間を考慮しないと赤字にもなりかねない。
今後、農業とデジタルの融合(6次産業化)が進む中で、このような直接販売モデルは拡大していくと考えられます。
■ ステップを踏んで価格を上げていくモデル
①【導入期】知ってもらうために“お得価格”
まずはJAより安い・高品質で販売して「認知獲得」。
消費者に「JAより新鮮でおいしい!」「直接買えて安心!」という体験を提供。
→ 口コミ・リピーターの獲得が狙い。
②【成長期】固定客がついたら“適正価格”へ
一定数のリピーターがついたら、少しずつ送料込みで実質値上げ(例:5kgで2,000円→2,480円)。
農薬不使用や特別栽培米などで付加価値訴求も。
ブランド米・オリジナルパッケージ・生産者の顔が見える情報発信も有効。
③【成熟期】ブランド化により“プレミア価格”も可能
メルマガや定期便、ふるさと納税返礼品として出すなどで高単価でも売れる仕組みを構築。
例:特別栽培米の新米を5kg 3,500円で販売し、収穫時期限定で「予約完売」。