ふるさと納税1兆円、膨らむ経費 消える税収5000億円
寄付額が1兆円規模に拡大したふるさと納税のゆがみが大きくなっている。自治体間の返礼品競争激化で経費は5000億円近くに膨らみ、寄付の半分相当が消失。税収が流出した自治体への財源補塡も増え、大都市中心に制度見直しを訴える声もある。国に抜本対策の機運は乏しく、いびつな自治体競争に終わりは見えない。
一旦集められた税収が、大都市から地方へ、官から民へ、再分配され、内需として付加価値を生んでいるのであれば、いいんじゃないかと思うんだけど・・経費が掛かりすぎてるって悪いことなのかしら?再分配は悪いことなのかしら?私の故郷の県でも、ふるさと納税に成功している市は、高校生までの医療費を無償化したりと、住民サービスを充実した結果として、県をまたいで周辺の町や村から子育て世代を中心にその町に移動していて来ているという話を聞きました。地方では過疎化が進むなか、自然と核となる町に人が集まり公共サービスが集中投下できる流れが自然におきているのであれば、これからの地方都市の在り方としていい方法だなと思ったところでした。
ただ、先日のニュースで、アマゾンがふるさと納税サービスに参入するとのことだったので、そうなると、税金を使った付加価値が、外国にながれてしまう、つまり、日本での付加価値も流れるわけですから・・・でもアマゾンでの流通コストが安くなると地方の付加価値の高いものもふるさと納税返礼品として台頭できるチャンスにもつながるのだろうか・・・