卒業制作に向けて、筆についてもいろいろと試したくなり、専門店に行ってきました。水だったのですが、いろいろと試し書きできたので、筆圧や草書の流れにあいそうなものが見つかりました。書道を始めてわかったのですが、書道って、初期投資は少ないのですが、ランニングコストが意外とかかります。和紙も、筆も、墨も、すべて消耗品ですが、手作りのものが多いうえに、書道人口も減り、職人さんも減っているので、ニッチなものになっているから当たり前といえば当たり前でしょうか・・・それに、下手な人ほど、いい道具を使えば、上手に見えると言われる・・・ほんと静かな課金ゲームのような・・・それでも、筆の感触にはまってしまい完全に書道沼に入っている状況なので当面は仕方ないですね。それでも緩く趣味。もしかしたら、書には、こういうはまる魅力があるから、2千年も前から続いているんですね。

なんだろうな・・・AIで、とても上手な絵は描けるし、書も書けるでしょうし、音楽も作れる・・・でも、それでも、人は絵を描きたいと思うし、墨をすって筆で文字を書きたいと思うし、楽器で演奏したいと思う。これは、AIがどんなに発達しても、おいしいものを食べたいという欲求と同じで、なくならない欲求ではないだろうか。たぶん興味がない方からみると、本当に理解できないことだろうと思う、私もそうだったから。