ワクワクしました
新規顧問契約についてもろもろ確認をするためにお客様を訪問。
社長といろいろとお話をしているうちに、話題は「不動産証券化」のスキームの話へ。
かつては、不動産証券化スキームのレンダーとして関わってきましたが、
私のやっていたときは、外資が低スプレッドでばんばんローンを出しているとき。
しかもLTV90とか95とかまで出すところも。
そんななか、国内しかもメザニンレンダーの私、
社内基準でなかなか競争力のある数字を提示できず・・・
ローン営業しても、会ってくれない投資家もいたことを思い出しました。
(悲しい思い出です。)
でも今、周知のとおり、
「不動産証券化スキーム」、もうすっかりだめなスキームとして報道され、
新規組成のお話はほとんどなく、金融機関はノンリコースローンにかなり消極的とか。
私は、不動産証券化を知りたくて知りたくてずっと追いかけ、大きな山を過ぎたあたりで
やめました。
なぜか、
ファイナンスと金融工学に基づく高度なテクニックを用いた
不動産証券化スキームでも、やはり不動産そのものに価値を見出せないと
成り立たないと気づいたからです。
で、
不動産について、産休中に猛勉強。
しかし、
現在では、すっかり話題にもならず。
不動産業界もいまひとつ元気がないように思います。
(でも、元気な社長さんには、たくさんお会いしてますが)
そんななか、
こういうお話をする機会に出あえ、懐かしさもあいまって
ワクワクしました。
ただ、すっかり回顧録になってしまっていたことで
なんだか時の流れを感じ、ちょっと悲しくもなりました。