伊能忠敬記念館へ
ラジオで千葉県銚子方面にある伊能忠敬記念館が紹介されていたので、お天気も良かったので、早速行ってきました。伊能忠敬は、遠い昔、歴史の授業で、ちょこっと、江戸末期に歩いて日本地図を作った方という、淡い薄い記憶しかなかったのですが、とても興味深々でした。
伊能忠敬の業績は、本当にすばらしいものだったということが分かっただけなく、商才もあり、そして偉業を達成する好奇心と胆力、人物像も本当に素晴らしい方だったようです。
そして、一番驚いたのは、記念館のある周辺の街並みが、江戸末期を彷彿とさせるような状態で、しかも広範囲でたたずんでいること、そして、観光地なのに、派手さもなく凛としていて情緒あふれていました。お店の方や、記念館の方、観光案内の方のお話を聞いていて、みなさま、伊能忠敬を尊敬し、伊能忠敬の教えを大事にされているようで、落ち着いていて品位を感じる方ばかりでした。ロケーション的にも、江戸の方々も集い、そしてお医者さんも多かったようです。
観光案内の方のお話で、「町づくりで、役所の言うことばかり聞かない、自分たちがこの町をどうしていくのか主体的に考える、そして若者が活躍できるようにしていく、そうやって伊能忠敬の教えを受け継いでいる」というお言葉は印象的でした。
伊能忠敬は、自分自身の生きざまを通して、皆を直接気にも間接的にも導いてる、リーダーの存在は、後世まで影響するのかと驚きましたし、心から共感できるリーダーの存在は大事だな。あまりにも今の政治家とのコントラストがくっきりしすぎて、あるいみ、悲しくなりましたが。それにしても伊能忠敬記念館、とても学びが多かったです。行ってよかったです!
そうそう、書道を習う者として、伊能忠敬の字にもとても興味がありました、男性ということとオフィシャルなものなので、漢字メインでふりがなカタカナが助詞で使用されている文体でした、とても几帳面で綿密でいて、そして整ったとてもきれいな字でした。そこにもお人柄が出ているように見受けられました。