よみがえる「万葉集」の料理
よみがえる「万葉集」の料理
大伴家持の歌から推測し調理、古代越中の味に迫る 経沢信弘
現存最古の和歌集「万葉集」の編纂(へんさん)に関わったとされる歌人で公卿の大伴家持(やかもち)は746年(天平18年)、越中守に任じられ、越中国(現・富山県)で5年ほどを過ごす。その間、多くの和歌を詠んだが、その中には食材をモチーフにしたものも含まれる。富山在住の料理人である私は、家持の歌などをヒントに「古代越中の万葉料理」を想像して作ってきた。
https://www.nikkei.com/article/DGKKZO80077770X10C24A4BC8000
時代的には、平安時代ちょっと前でしょうか。このお料理の写真を見ても、本当に古代の日本の食生活は自然の恵みが豊だったんだろうなと思います。
諸説あるかもしれないが、縄文時代は、だいたい紀元前1万年前から紀元前3世紀、弥生時代は紀元前3世紀から3世紀ごろまで、弥生時代後半には朝鮮半島との交流もあったようだが、それでも、漢字が入ってきて唐の文明を追いかけることになるまで、ずっと自然と共存する生活だったのかと考えると、この長い長い期間の生活環境は、身体的にもアイデンティティにも作用しているんだろうなと考える。ちなみに、中国で漢字ができたのが4,000年前、紀元前2世紀あたりでしょうか。