日本が世界の後発になってから、再起するタイミング

最近の円安進行や物価の安さ、失われた30年、GDPがどんどん後退し、デジタル後進国、少子高齢化に加え、未来を描けない時代錯誤な論調の政治家など、これからの日本はやばいのではないかという話をよく聞くようになり、子どものことを考えると未来の日本は心配だらけになってしまう。

しかし、歴史を学ぶうちに、そういう日本大丈夫だったのかと思う危機は3回ほどあったように思う。

まず、古代、世界中で古代文明が発達しているなか、縄文時代から弥生時代にあった日本、文字の必要性もないような文明だったのかな7世紀くらいまで過ぎ、中国から漢字が渡ってきてやっと国家の形が整ってきたのが8世紀あたり、ここから一気に中国に追い付け追い付けの時代。世界からかなり遅れてのスタートだった。

そして、明治維新、このときも、鎖国も相まって、産業的なものはほとんどない状態から、一気に西洋化をどん欲に学び、鉄道も敷設し、さらに明治の終わりには日露戦争まで、さらにいろいろなラッキーもあったかもしれないが、ロシアに勝利。

3回目は、太平洋戦争後、相当落ち込んだGDPが高度経済成長とともに一気に経済成長を遂げた。

3回とも、だいたい、政治らしきものはうまく回っていないものの、結局、民の力によるところが大きい印象。そう、考えると、今まさに、日本の状況が世界水準から後発に落ちてしまったのであれば、歴史を振り返ると、政治ではなく、民意で起死回生する何かがあるかもしれないと、考えてみたり。

しかし、共通するのは、すべて外からの力、外圧を受け入れざる負えないところまで追い込まれて急変しているが、そもそも日本ってユーラシアの端っこだし、場所的に主役になれるような場所にない、しかし、海に囲まれ、厳しいながらも豊かな自然ととも共存、古代からマイペースに独自文化を築きやすいオタク気質になってしまうのも仕方なかったのかも。

歴史を読んだり聞いたりしながら、いろいろ物思いにふけっています。