フレームシフト 生物学者・福岡伸一
科学誌Natureを読んでいたらある論文が目に止まった。英ケンブリッジ大学の研究者が発表した研究で、タイトルは「シュードウリジン修飾mRNAはリボゾームで一塩基のフレームシフトを誘発する」(筆者訳、12月6日オンライン掲載)。これはたいへん重要な知見である。
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUD254BV0V21C23A2000000/
今朝の日経文化面の話は結構、うーと、考えました。
福岡さんの本は、アレルギーなどの本を何冊か読んだことがありますが、
とてもわかりやすかったです。今回の記事も、Natureで発表された論文をわかりやすく解説してくださっています。
mRNAの不具合が科学的に立証され、併せて改善する方法の提起もなされているとのこと。
記事の最後に、
科学者とは真実を知っている者のことではなく、科学の限界を知っている者のことである
と結んでいます。
私たちも、科学は決して万能なものではなく、限界も存在することを認識しておくことが
大事なのでしょう。
それでも、
歴史的にワクチンの改善には科学者の研究とともにたくさんの治験がなされ、今、私たちはその恩恵を受けて
安全にさまざまなワクチンを受けていますが、
その一方で、まさにその治験の時代に生きて、いろいろなことがパラレルでわかってくると、複雑ですね。
この記事の内容は、かなり大事なことだと思うけど、あまり報道されていないのはなぜだろう。
まだまだ検証が必要だからだろうか・・・それとも大人の事情なのだろうか・・・