成田山書道美術館

成田山新勝寺の中にある、成田山書道美術館に行ってきました。

現代書家の展示のほか、平安時代の光明皇后のすばらしい楷書の作品や

聖徳太子 紫式部 菅原道真など 歴史的に有名な方々の万葉仮名の作品

も鑑賞でき、ちょっと感激しました。

ただし、すべて 「伝」とついていたので、定かではないのかもしれませんが。

楷書は、現代の楷書とほぼ同じで、子どもとも美しい整った世界観を共有することができましたが、

万葉仮名については、何と書いてあるかわからないうえに、何をもってその世界観を堪能していいか

わかりませんでした。歴史上の誰が書いたという説明だけで、美術館によくある作品の説明も何もないので、

万葉仮名って、どちらかというと、デザインされた和紙と一体となって、全体でアートなのかも。

そう考えると、なんとなくしっくりきました。だから、後年、和歌集など、ばらばらにして

お茶室に飾ったりしたのかなと、結果現代では古筆として○○切れと言われて臨書されていますが。

万葉仮名を練習する度に、何をもって、最高とされる万葉仮名なのかいまだにとらえどころがなくて

ぼやーとしています。1月からは、古今和歌集の万葉仮名の練習をするので、ちょっとはわかってくるかな?!