「こっちの方がつらい」弱者争う社会 成蹊大・伊藤昌亮教授に聞く
今朝の朝日新聞
「年収1千万円でも暮らしに余裕なんかない。優遇措置が多い非課税世帯はずるい」「本当の弱者は男性、守られる立場の女性がうらやましい」……。世間的には「勝ち組」とされる人が自ら弱さをさらけ出し、時には他の弱者を攻撃する「弱者争い」のような状況がSNSなどで起こっている。
成蹊大・伊藤昌亮教授
確かによく聞くかもしれないですね。
多分、ネットでたくさんの情報が共有され、新しいビジネスもどんどん生まれ
旧態依然としたビジネスは斜陽化し、個人の能力がクローズアップされていく時代
そういう時代が変わっていく中で、強者だと思われていたゾーンがいつのまにか
あいまいに弱者と変わっていってるのかもしれないですね。
この潮流は、日本だけでなく世界的な流れのようで、
アメリカでは、明確な弱者保護に反発した白人層を中心に
トランプ前大統領の人気につながったとのこと。
先日、マレーシアに行ったのですが、
びっくりするぐらい発展しているというか、日本とそん色ないくらいの
発展ぶりだし、逆に英語も普通に使われているし、ライドシェアも当たり前。
日本にいたときの自分自身の思考停止ぶりに驚くとともに、
このままではいかんなと感じて戻ってきました。
こんなにダイナミックに世界が変わっているのであれば、
このような弱者を争うような価値観が出てくるのもわかる気もします。
最後に、「チー牛」という揶揄の言葉が紹介されており、初めて聞き
調べてみて驚きました。
どんどん内向きになっていく風潮は危惧しますが、だからと言って、
抜本的な解決方法は、すぐには見つからないかもしれません。
まずは、若い人を中心に海外にでたりいろいろな景色を経験したり見たりできる
ようなサポート体制が整うことでしょうか。