基礎1-4
基礎1-4 10月18日書道 19日ペン字
・書道
津田永忠碑と日下部鳴鶴の歴史や背景を
学ぶ。
津田永忠という方は、岡山の池田藩に属し、土木事業での功績だけなく
後楽園の築庭や現存する庶民を対象とした学校建築物として日本最古のものと言われている閑谷学校(日本遺産)の建設など、多くの功績を残した方だったようです。
https://www.cgr.mlit.go.jp/okakawa/kouhou/hyakenkaitiku/history/pdf/tsuda_nagatada.pdf
なのに、あまり、有名ではなかったので、池田藩当主が、その功績を称えるために没後に津田永忠碑を建立したようです。
そのときに日下部鳴鶴が廻腕法でその功績を書き上げた経緯みたいですね。
その日下部鳴鶴に師事した方が作った学校なので、廻腕法を基礎として
学んでいることをやっと今知りました・・・
廻腕法、まだ、よくわからないですが、でも、なにか違いを感じる日々です。早く言語化できるようになりたいです。
ちなみに、クラスには閑谷学校に行かれた方もいらっしゃって、とても綺麗で素晴らしい建物だったとおっしゃっていたので、一度行ってみたいなと。
・ペン字
楷書を学ぶ。智永の八法論
智永とは、梁末から陳・隋代にかけて生きた書家であり僧侶です。
書聖「王羲之」の五男・王徽之の7世孫にあたります。
居住していた永欣寺に30年間楼上して書に精通し、真草千字文を書き上げました。
■永字八法(えいじはっぽう、えいじはちほう)とは、漢字の「永」の字には、書に必要な技法8種が全て含まれているという事を表した言葉。
概要
側(ソク、点)、勒(ロク、横画)、努(ド、縦画)、趯(テキ、はね)、策(サク、右上がりの横画)、掠(リャク、左はらい)、啄(タク、短い左はらい)、磔(タク、右はらい)の八法。
楷書の成立と紀元を同じくすると言われる。その由来には唐の張懐瓘『玉堂禁経』にある「大凡筆法、点画八体は『永』字に備わる」「八法は隷字の始めに起こり、後漢の崔子玉より、鍾・王を歴て以下、伝授し用うる所の八体は万字に該す」といった記述から崔瑗(字は子玉)・鍾繇・王羲之説が唱えられてきた。また、宋代の文献には智永説(宋・陳思『書苑菁華』)、張旭説(宋・朱長文『墨池編』)などが見られる。(Wikiより)
紀元前後に成立した楷書の基礎を、「永」という漢字がすべて含まれている・・・つまり2000年も前の理論を2022年今学びながら楷書の練習していることが不思議。
さまざまなことが変化し進化しているこの時代に、2000年も変わらない原理原則。
これは、象形文字である漢字だからこその歴史観なのだろうか。
この歴史観とういうか、漢字の価値観を共有できる国が周りにあることは、素敵なことじゃないかな。