私の履歴書
今月は、ソニー・ミュージックエンタテイメント元社長の丸山茂雄さん。
オーナー社長、俳優さん、芸術家、専門家の方々のお話は、まさに生き様なので
その魅力的な内容にどっぷりハマるのですが、
サラリーマン社長の連載の場合は、どうしても、会社の組織内のお話が多いため、
なかなか、心に響くことまではいかないのですが、
丸山さんのお話は、ある意味、達観していて、それでいて信念に基づく骨太さもありで
(文章もユニークなうえに、読みやすい)
連載が始まってから、とても興味深く拝読させていただいています。
今日は、お父様開発のワクチン「丸山ワクチン」のお話でした。
その効果は実証されているものの、認可はされていないワクチン、しかし、
御本人のがんも、ワクチン接種することで寛解、文章から父への尊敬が伝わり、
ぐっと来ました。そして、この一文が印象的でした。
「不公正だと父は怒っていたはずだが、そんな感情を表に出すことはあまりなかった。目の前の患者を治し、喜ばせることに打ち込んだ。」
今日、読んだ本
山口周さんの 「世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか?」
最近、目的や意義より要件や手段を満たせばOK、損得が大事、
みたいな風景が目に入る機会が多くなったかなと感じていました。
そういうときに出会った本。
人生の判断にしろ、経営判断にしろ、ロジック、根拠、経験などの分析を元に
判断することの限界、逆に方向性を見失う可能性もはらんでいる、
大事な判断には、美意識(哲学)も必要だというお話でした。
丸山さんのお父様も、丸山さんも、中核に、この美意識がある方々なんだろうなと
感じます。
美意識(哲学)って、本当に大事だなと思う今日このごろです。