国民健康保険の「資格確認書」を渋谷、世田谷区が一律に発行へ 「マイナ保険証」トラブル懸念

今年9月に従来の健康保険証の有効期限が切れ、マイナンバーカード一体型保険証(マイナ保険証)か資格確認書しか使えなくなることにともなう混乱を避けるため、東京都渋谷区と世田谷区は、マイナ保険証を持っている人にも資格確認書を一斉に発送することを決めた。資格確認書はマイナ保険証を持たない人に送るのが原則だが、2区は住民の不安などを背景に独自に判断した。
◆2枚持ちは「例外的な措置」とされているものの
マイナ保険証と資格確認書の2枚持ちは「要配慮者」と認められた高齢者や障害者に対する例外的な措置とされている。両区とも「マイナ保険証を否定しているわけではない」とするが、厚生労働省国民健康保険課は本紙の取材に「方針とは異なる」と困惑する。
 東京23区の国民健康保険の加入者の多くは、9月末に有効期限を迎える。渋谷区は8月1日から使える資格確認書約4万枚を7月中旬から、世田谷区は10月1日から使える16万人分送付する予定となっている。

https://www.tokyo-np.co.jp/article/404819

記事の最後で、専門家の意見として、このような動きはマイナ保険証を改正した意味がなくなるが、住民対応するのは自治体、一斉に送った方が行政コストも楽になるとの判断もあるのだろう。と結ぶ。

確かに、例外規定、ましてグレイゾーンの判断基準のある例外規定も付随するようなルールは、混乱の温床だよなって・・・想像したらわかることなはず。現場の事務や応対の負担も大変だろう。高齢化の進む世田谷区は特にそうだと思う。しかも区のシステムにマイナ保険証を取得した人を除外できするシステムもないとのこと。それは大変だ・・・しかも対象者が92万人。マイナ保険証、国は、制度設計の検証も十分にしないままの見切り発車した結果、その不具合状況はひどいと思う。どうしてそんな急いたのだろう。それにしても、いつ行っても、役所の窓口は混んでいるんだよな。どうしてだろう・・・・・そういう私も結局、役所に行っているのだが。だって、少しでもイレギュラーな確認が必要だったりすると役所に確認してくださいって言われたし。