今朝の朝日新聞一面を見ての雑感
・長時間労働、女性正社員に壁
「育児と両立困難、非正規に」 67職種調査男性の労働時間が長い職種ほど、正社員として働く女性の割合が少ない傾向にあることが、朝日新聞の分析でわかった。結果からは、長時間労働を前提とした正社員の働き方が、子育て世代や女性の負担になっていることが浮かび上がる。
https://www.asahi.com/articles/DA3S16111740.html
・子いない独居高齢男性、2050年に520万人 孤独死の懸念も 日本総研推計
子どものいない独居の高齢男性が2050年には500万人超に、うち、子も配偶者もいないのは400万人超に、いずれも現在から倍増するとの推計を、日本総合研究所が明らかにした。独居の高齢者が50年には1千万人を超えるとされる中、孤独死のリスクも高まるとされる高齢男性の孤立が懸念されている。▼3面=孤独死…
https://www.asahi.com/articles/DA3S16111738.html
・巨大地震想定地域、「放置空き家」145万戸 南海トラフ・首都直下
南海トラフ地震と首都直下地震で震度6弱~7が想定される28都府県の856市区町村に、使用目的のない木造の「放置空き家」が少なくとも約145万戸あり、4分の1に腐朽や破損があることが朝日新聞の分析で分かった。元日の能登半島地震では、空き家が倒壊し、救助や復興の妨げとなるリスクが顕在化したが、今後、巨大地震が想定される地域も同様のリスクを抱えている実態が明らかになった。
https://www.asahi.com/articles/ASSDL0J23SDLPJLB00BM.html
1面に、根っこは同じだよな~と感じる3つの記事か同時に載っていて、ちょっとびっくり。
日本が少子高齢化になった因果関係の記事が並んでいるように思えた。男性長時間労働、女性ワンオペ育児、非正規雇用、低成長の30年、結果として、男女ともに独身が増えたり、収入の少ない男性未婚率が上昇、独居高齢女性男性増える、特に高齢男性の孤独は社会的に懸念、そして未婚率増加、少子化、人口減少、過疎化加速、で、空家が増える。全部つながっている。
たとえば、人口動態と時間の関係を、川の流れで考えると、時間とともに川の長さや川幅、いろいろ変化していく、昭和の時代は、川の長さも短く、上流部分から中流までの水量が多かったからダムも建設し貯水できていた。しかし、今は、川の長さが長くなってしかも下流の川幅は広くなったのに、上流から中流の水量は減ってダムの貯水量もカラカラ気味。そうすると、その川は小さく小さくなっていき川としての体をなさなくなる。上流・中流・下流。それぞれの場所で生じた問題はポイント的に対策必要だが、まずは上流の問題を解決すれば、川が、良質な川として存在できるのではないか。であれば、今の世代の男女の働き方や子育てなど、次の世代を作っていく、その時代のその世代が必要としている修正が必要ではないかと思う。