東大、授業料値上げ 来年度入学者から年11万円
東京大学は10日、来年度の入学者から学部の授業料を値上げする方針を明らかにした。今より約11万円引き上げ、国が定める上限の64万2960円とする。影響力の大きい東大が値上げに踏み切ることで、他の国立大が追随する可能性がある。
https://www.asahi.com/articles/ASS993RSNS99ULLI00GM.html
たびたび、東大授業料値上げの話題が、載っていて、財政難の国立大が多いこと大変問題だと。たしかに、大学の財務状況が悪化すると、研究教育の質が下がるのは予想できる。なぜ、そうなったのか。・・・それは以前書いたことだし、今回は別の点から考えてみると・・・改めて授業料・・・11万円値上げして64万だから月5万円か・・・えっ!5万円で大学に通えて学べるんだと。値上げ額は、9千円ほど・・・なぜ、そんなに値上げでもめるんだろう。小学生でも中学生でも高校生でも、学校の授業料(公立はほとんどかからないけど)だけでなく、給食費(最近無償化)や体育着やジャージに制服に、修学旅行費や部活費や塾代などなど、なんだかんだとトータルしてならすと、月5万円は超えるのではないだろうか・・・東京だけだろうか・・・でも、以下でも、似た感じのデータが出てる。
https://www.jfc.go.jp/n/finance/ippan/kyoikuhi/cost.html
うーん・・・この記事では、東大の世帯年収が950万円以上の学生は54% 450万円未満が14%。であれば、子どもにすべからく教育の機会は与えられるべきだと思うし、世帯年収でグラデーションをつけて補助もしくは授業料を決定したらいいのではないだろうか。保育園は、そういう仕組みだったけどな。同じ保育サービスを受けるのに、世帯年収で保育料が違っていた。なぜ、大学ではこういう議論にならないのだろうか。厚生労働省と文科省の違いか?であれば子ども家庭庁がせっかくできたんだから、検討すればいいのに。それに、こういうときこそ補助金というか奨学金というかの活用って検討してもいいんじゃないだろうか。それにしても、月9千円の値上げのことが、ずっとこれまで記事になっていたのだろうか・・・・・なにか別の背景があるんだろうな。そうじゃないと、こんなにいろいろと記事にとりあげられないだろうし。