理解はできないものなのかもしれない・・・
ラジオでも新聞でも話題の「デ・キリコ展」日本でこんなに素晴らしい作品の展覧会ができるのは、莫大なお金と国としての信用があるからこそと聞いて、せっかくだからと思い行ってきました。とてもたくさんの方がいらっしゃって盛況でした。わたしは・・・デ・キリコさんは、形而上絵画の第一人者、しかし、その形而上学絵画の概念や左右非対称など、そこから派生する哲学的思考の流れまで理解できず、理解しなきゃと結構苦悶しました(苦笑)このあたりが税理士、左右一致の貸借対照表の世界に身をおいてきた弊害か・・・
以前、川崎にある岡本太郎美術館に行ったときは、彼の生きざまとともに見ていくと、岡本太郎さんの太陽の塔や彼の生み出す作品、ときには奇抜にも見えるし、抽象的にも見える数々の作品に対するメッセージの意味、優しいお人柄も分かって、そのすばらしさに感動しました。お守りとして太陽の塔のレプリカも買いました(笑)
こんな感じで、いつかまた、デ・キリコさんのメッセージを理解できる日が来るといいなと・・・それにしても、理屈で理解できないことを理解しようとする行為は本当に苦しいですね・・・そもそも形而上学という概念もいまひとつ理解できない・・・