日本語と英語の溝 立教大学名誉教授 鳥飼玖美子

日経夕刊

ドジャース移籍後初のホームランボールを、ファンが大谷翔平選手に返した。その際に大谷と会ったかと質問されたファンは「会えなくて残念」と答えた。ところが大谷選手はファンと話したかのように語ったと報道され騒ぎとなった(後日、このファンは大谷選手と会い大喜びだった)。ここには、優秀な通訳者でも苦しむ日本語と英語の違いによる陥穽(かんせい)がある。

https://www.nikkei.com/article/DGKKZO80367480Q4A430C2MM0000

陥穽(かんせい)・・・

「主語なしの発言を主語が必須の英語に訳すときの苦労は並大抵ではない。」

この部分、同時通訳の方も相当苦労するらしい、上記もこの主語無し日本語から派生した騒ぎだったよう。

あーわかる!ということで、

子どもの関係で、この1年は、英語を使うことが多い。と言っても、Google翻訳やチャットGTPを使いながら英文をつくっている。もちろん、最初に日本語で文章を作ってから、Google翻訳やチャットGTPに投げているのだが、とにかく最初に苦戦したのは、自分の作る日本語に主語がなく、Google翻訳やチャットGTPが、とても困っているようで、Iだったり、He だったりWeだったり、Sheだったり・・・とにかく主語がばらばら。そうすると、動詞の活用も変わってくる。なので、日本語や英語の修正をするのでとても時間がかかっていた。今では、日本語に主語をたくさん使うことで、(日本語としては変なのだが)Google翻訳やチャットGTPの翻訳精度もあがったように思う。

でも、日本語はなぜ、主語なしでも通じるのか、たぶん、主語無しでも、通じるコミュニュティだったから?!でもでも、漢語の文法構造は基本的には英語と一緒、一方、日本語は主語があまりなく動詞もすごく離れてしまう文法構造。なのに古代には、日本語の文字がなかったため、中国からの漢字を受け入れた。本当に古代の日本人は大変だったと思う。