ゴジラ-1.0 雑感

ゴジラ-1.0を観ての感想は、太平洋戦争時代の、特攻隊兵士の方の自責の念とゴジラとの闘いを通じて

そのヒューマニズムと日本のアイデンティを深く考察する映画でした。

もちろん映像のリアル感や特撮のすごさは

スクリーンを通してこれでもかと続くので、映画のすばらしさを再認識するには十分すぎるくらいでした。

なので、今回視覚効果賞を受賞したのは本当によかったなと思います。

そして、今朝の新聞記事に小さく書かれていましたが、

オッペンハイマーは7冠受賞したとのこと。

海外ですでにこの映画を見た日本人の方数名のコメントを聞いたのですが、いずれも微妙でした。

アメリカが行ったビキニ諸島の水爆実験で生まれたともいわれるゴジラと

特攻隊兵士を中心とした戦後日本のヒューマニズムの物語

一方で、長崎と広島の原爆を作ったオッペンハイマーの物語

受賞という賞賛と戦争という苦悩が入り混じる、

心に言語化できないもやもやがいつまでものこってしまいます。

オッペンハイマーは、春頃日本でも公開されるようなので

見にいきたいなと思っています。