経済紙の職業欄に 専業主婦
今朝の日経 経済教室 私見卓見の記事から
「国公立大無償化と専門教育を」
専業主婦 ステフェン吉村女公美
大学関連の出費は相当で、人生の資金プランは学費がかかることが前提になっている。
私が暮らすドイツは税金が高い代わりに、大学の学費は州にもよるが、留学生を除き無償か、それに近い金額だ。
4年制の小学校から中等教育機関のギムナジウム(13年生で大学入学資格を取得後は大学進学)までは無償。
実科学校(10年生で卒業後は職業訓練・専門学校等へ)の間も無償である
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOCD30BT80Q3A130C2000000/
ドイツの教育事情や公教育のあり方など、とても参考になる記事でしたが
一番驚いたのは、職業部分に専業主婦とあること。
私見卓見とはいえ、たぶん一般紙のような読者投稿的な位置づけとは違っていて
経済紙の経済教室の欄の記事、
これって、投稿された方は当然としても、日経も、
専業主婦も職業のひとつであること、多様な価値観の認知が進んだことなのかなとかいろいろと考えてしまいました。
これまで、専業主婦のイメージは、
日本の女性の社会的な背景や歴史感などから社会的に決めつけられた立ち位置になっていたのかもしれませんが、
(子育・家事をしている日々の経験を通じて、社会的評価がもっと必要なことだとは思うのですが)
でも、ライフステージにおいて専業主婦もひとつの選択肢としての職業的なものに変わってきているのかもしれませんね。
家事育児しながらも、SNSなどでも情報発信されている方も多いですしね。
日本を代表する経済紙の職業欄に「専業主婦」と記載されて記事が出ていることは
少しずつでも、多様性を認める社会に変わっているのかなと勝手に解釈して、朝から嬉しくなりました!
でも、もしかしたら、うがった見方をすれば・・首相や官僚の先日の発言などにも出ていたように、
変わらない日本社会へのアンチテーゼなのかな?!(苦笑)