志すべきは普通の資本主義
今朝の日経を読んでて、そうだよな~と唸ったので
一部抜粋。
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日本で賃金が停滞しているのは、新自由主義の下で株主に行き過ぎた分配がなされているからではない。
資本主義的な労働市場とは違った形で賃金が決定されたり、
伝統的な家族像にフィットするような低所得の配偶者を助けようという政策があったり、
労働者が能力や貢献に応じた賃金を要求しにくい文化だったりと、資本主義が十分に浸透していないからである。
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先週土曜夜、経営者でもある夫といろいろと話しているなか、どうして賃金が上がらないのかという
話をしていたところでした。消費税による不景気が続いていることがメインの理由ではないかという話も出ましたが
私は、やはり日本の社会構造、女性の能力が正当に評価されていないこと、子どもたちの教育が大事にされていないこと、
それらは終身雇用制度や昭和的な男尊女卑の考え方がまだまだ払拭されていないことに起因するんじゃないかと思います。
また、インターネットやPCなどのビジネスツールの発展に伴い、情報も豊富になり、さまざまなサービスが生まれ便利になったことで
昭和的な男女の役割の見直しを行われるべきなのに、そこの見直しがなかなか改善されないことがそのまま賃金にも反映されているように
感じます。
一方で、先日、子どもの学校に行った時に、習字の展示がされていましたが、名前から恐らくすべて女子、
教育現場の女子の能力の高さはよく話題になりますが、ここでもそう感じました。
でも・・・見方を変えると、これは、男子の能力が生かしきれていない教育になってるんじゃないかと。
義務教育の現場では、昭和的な伝統的な価値観の見直しの結果として、女子は本来もっている能力を活かせる環境になってきたものの
逆にその見直しに伴い、男子の能力が活かせる教育内容になっていないのかも?!とか考えました。
子どもを見ていると、男子と女子の性差を感じることは多々ありますので。(もちろん個性との区別が難しのですが)
つまり、義務教育の間は、性差に配慮した一定の教育の仕組みも整えつつ、
社会人になってからは社会的評価は性差によるのではなくひとりひとりに対して行われるような
それこそ、日経の記事で取り上げられているような普通の資本主義の仕組みになるといいのではないかと思います。
賃金にしろ、教育にしろ、昭和から続く社会的制度設計に限界や不具合が散見されますが、すぐにどうかできるようなことではないので
なかなか難しいですね。