居住空間の変遷
独身やDINKSのときは、仕事とプライベートが充実できるよう
通勤や買い物、外食や飲みに行けるような便利な場所に住むことが多かったのですが、
子どもが生まれて、子育てと仕事と家事に追われる日々になると
子どもがどこにいても見渡せ、家事育児のオペレーションがしやすい居住空間で
しかも通勤と買物が便利な場所を選んで住んでいました。
ところが、子どもが大きくなってくると、
親目線で便利で目的にかなった居住空間を選ぶ時期が終わり、
子どもたちとも話し合いながら、それぞれ個々の時間を過ごせる居住空間
を選ぶ時期に変わりました。
そして、この夏に、駅からも割と遠くスーパーなどもない閑静な住宅街に住み替え、
結果として、20分程度の自転車通勤となりました。
それは、これまでの生活に比べると不便に変わったわけですが、
その自転車通勤中、住宅街から商業地にある事務所まで、街並が少しずつ変化していて
そのグラデーションは見ていて結構楽しく新たな発見でした。
そして、買い物も、スーパーもないし、それも不便かなと思っていたのですが、
コロナ禍でネットスーパーのサービスが充実しましたので
ほとんど困ることはありません。
子どもたちがそれぞれの空間で過ごす時間が増えたことで
以前のように夫婦の時間や、自分自身の時間も増えてきました。
この先、子どもたちがもっと大きくなっていったら
また、居住空間の変更の必要性があるかもしれません。
住宅購入は、一生に一度とも言われることもありますが
家族のライフステージが変われば、必要な居住空間のニーズも変わるかも、
柔軟に対応できるようにしておくことも必要かなと感じています。
そして、その居住空間の変化に伴い、ライフスタイルも変わり、
それはそれで、新たな発見や楽しみが見つかりなかなかいいものだなと思います。