(戦後80年)地下道の子どもたち:1 飢え、横たわる命、路上に消えた

終戦後の東京・上野駅地下道には、守ってくれる親を奪われた「戦争孤児」たちが数多くいた。栄養失調で倒れても支援は届かず、幼い命が次々と路上に消えた。現在では想像もできない状況がそこにはあった。「盗んで殴られるより空腹がつらかった」。「浮浪児」と呼ばれた孤児の一人だった女性はそう振り返る。

https://www.asahi.com/articles/DA3S16194351.html

この記事で、一番印象に残ったのは、この写真

https://www.asahi.com/articles/photo/AS20250415000185.html

大人が起こした戦争の結果、親を失った戦争孤児。この孤児たちを、狩り込みと称して劣悪な環境の強制収容保護に連れて行こうとするときの一枚。嫌がる子どもの両手を掴んでいる大人、二人とも笑っている・・・・・こんな時代だったからなのか、大人と子どもの関係はこういうものなのか。

春休みに子どもと広島原爆資料記念館に行った。帰ってきてから、子どもは、小学生のころから何度も読んでいた「はだしのゲン」をまた読んでいた。大人の視点で感じる戦争と子どもの視点で感じる戦争。目線が違うとどのように違うのだろうか。子どもに聞いてみようと思う。