<社説>GDP過去最大 生活の実感には程遠い

名目GDPは増加したものの、物価高でかさ上げされた見せかけの数字にすぎず、生活実感には程遠いと言わざるを得ない。
 実質GDPの5割以上を占める個人消費は同0・1%減と4年ぶりに減少した。生活必需品を中心とする物価上昇が消費者の節約志向に拍車をかけ、経済成長を鈍らせるという悪循環の定着が、数字的にも裏付けられた形だ。
 調査会社の帝国データバンクによると、25年の食品値上げは24年の1万2520品目を大幅に超える見通し。一方、厚生労働省によると24年の実質賃金は前年比0・2%減と低迷したままだ。
 物価上昇に歯止めがかからず、賃金も伸び悩む状態が続けば、25年には実質GDPがマイナスに転じる可能性が現実味を帯びてくる。その先には、生活の質の一層の低下が容易に想像できる。

https://www.tokyo-np.co.jp/article/388369?rct=column

そっか。そうかも。でも、最近、よく、感じる。情緒的な感情的な言葉が先にきていて、現実は実際はどうなんだろうと。GDPが過去最大にになったけど、生活の実感には程遠いって、生活の実感ってどれくらいの収入の人が、どれくらいの年代が、どんな家族構成が、どのように感じる実感なんだろう。