〈NEO‐COMPANY〉カローラを買えない日本

価格上昇、年収の半分に 賃金伸びず高根の花

トヨタ自動車の「カローラ」が日本の貧しさを映し出している。価格を平均年収で割った「カローラ価格指数」を算出すると、高度成長期を経て年収の2割台(0.2)まで下がったが、今は5割まで高まった。米国では3割のままで差が際立つ。大衆車の象徴の歴史を振り返ると、物価上昇に賃金が追いつかない日本の姿が見える

https://www.nikkei.com/nkd/company/article/?DisplayType=2&ng=DGKKZO86982610W5A220C2TB2000&scode=7203

たまに、なんで、こんな感じで記事にするんだろうと・・・?がつくことがある。

この記事もそう。大衆車カローラの価額が年収に占める割合が、5割まで高まったと。アメリカでは3割だけど・・・30年続いたデフレ日本とインフレが続くアメリカをカローラの価格を通して、比較したいのだろうか。でも、それって、いろいろな国のマックの価格やAmazonプライム料金、不動産、時給など、あらゆるところで比較されているし。それとも、カローラの価格が年収に比して上がったことで買えない商品だと言っているのだろうか。でも、グラフを見ると、販売数は波がありながらも伸びてるし、昨今の技術革新による価格帯があがったともいえるだろうし。時代背景が変わってカローラそのものが大衆車ではなくなったのかもしれないし。

先日、スズキのジムニーの人気がすごくて、受注ストップしたというニュースを聞いた。調べると価格帯は250万円前後。カローラは240万円。

似たような価格帯なのに、売れている車もあるのだから、少子高齢化、デジタル化が進んだことで、車のニーズが変わってきたから、カローラも時代の変化に併せて大衆化からの戦略変更して大衆価格ではなくなったのではないか、だから年収に比して価格が高い商品に変わってきたのではないかとも考える。そして、人気を出すために、デジタル化商品を詰め込むと大衆価格では収まらなくなったとも考える。