SNSを気にするのはいくつまでだろう・・・

知りたい」と「知っておきたい」は違う。だがときどきその境目がわからなくなることがある。

炎上と誹謗(ひぼう)中傷の劇場と化し、劣等感や嫉妬心をかき立てられるような投稿ばかりが目立つSNSをどうして手放すことができないのか。SNSは本当に人と人とを正しく結びつけるメディアなのか。SNSから今の私たちの心のありようが見えてくる。

夜景のきれいな高級レストランでの食事、充実した多くの仲間たちとともに過ごす楽しい瞬間、子供たちとの幸せな家族旅行の一場面、そんなものをたびたび目にすると、どうしても他人に比べて自分の生活は平凡だとか、あの人みたいに経済的に成功することができなかったといったような思いがふと頭をよぎる。

https://www.nikkei.com/article/DGKKZO86092440W5A110C2KE8000

SNSを見て、嫉妬したり、比較したり、SNSでのつながりで心が喜怒哀楽するのって何歳くらいまでなんだろう。私は、子どもが小さいときに、現実世界でも、子どものことで思い悩んでいて、ほかのお子さんと比較しても仕方ないし、そのうち、わが子は我が子という境地になってからは、他人や知人のSNSでのライフには、さらに興味がなくなりました。私自身が昔からそうなのかな、大岡裁きや水戸黄門をみて溜飲がさがるタイプではなかったし、学校や会社に入ってからは友達の噂話悪口や上司や同僚の愚痴など、あまり興味がありませんでした。たぶん、わたしもそういう世界に近づけば、むくむくルサンチマンが出てくることがわかっているので、あえてルサンチマンの箱を開けないように意識をしていたのかも。まして子育てにおいては大敵だと感じたので。SNSでのつながりで心が喜怒哀楽するのって年齢によるかなと最初は思ったけど、自分自身を振り返ると、気質なのかもと。