なぜ日本はここまで貧乏な国になったのか

なぜ日本はここまで貧乏な国になったのか…安倍晋三氏から相談を受けていた筆者が思う「アベノミクスの壮大な失敗」
故・安倍晋三氏が首相時代に打ち出した「アベノミクス」は、日本経済にどのような効果をもたらしたのか。『週刊文春』、月刊『文藝春秋』の編集長を歴任し、安倍氏への取材を重ねてきた鈴木洋嗣さんは「アベノミクスは修正しなければならない」と断言する。新著『文藝春秋と政権構想』(講談社)より、一部を紹介する――

https://president.jp/articles/-/84660

アベノミクスのとき、株価が上がっていき、IT系がにぎわいつつも、日常からは景気は良くなったとは感じず、どうして株価が上がるのかと不思議で仕方なかったのですが・・・でも実際は、日銀と政府の仕掛けのもと、株価は上がっていったけど、じわじわと日本の価値が下がっていたんですね。この記事を読んで改めて感じました。ゼロ金利なんて、ロジック的にはやってはいけないことだと速水さんなど、恐らくほかの金融マンはわかっていたけど、止められなかった。うん?どこかで聞いた話。こうやって歴史は繰り返される・・・そしてコロナ禍でデジタル化に対応できず、さらに拍車をかけたのかもしれない・・・

でも、最近、そのような違和感を感じない。インバウンドで安さが人気になっている事実、それは日本の資産価値が相対的に下がっていることのあかし。そして少し、金利がプラスになった。株価が乱高下を繰り返しながら下がってきている、円高が少し進んでいる、これは日本の円の価値が少し上がった気がして安心な気もする。アメリカ大統領選の前だからか、いや総裁選の前だからか・・・少しマーケットが、クールダウンしている期間なのか、振り返った時にしかわからないことなのだろうか。