卒業に向けて
コロナ禍と子どもの反抗期始まりでケンカが増えてしまい、とにかく心の安寧を求めて始めた習字。そこから習字ではなく書道の世界に足を踏み入れ、ずぶずぶに書道沼にはまり、書道学校に通い始めて2年、昨日、最後の授業が終わりました。卒業制作も提出完了。あとは、2月の卒業試験を受け、うまくいけば4月に卒業式。以前は、書道なんて全く興味もなかったし、子どものころちょっと習字をやっていただけなのに、本当に不思議だけど、だんだんと書道そのもの、特に筆、穂先から生み出される美しくも何とも言えない味わいに魅了されただけでなく、漢字やひらがなから広がりつながる日本という国のアイデンティティや歴史と古代日本人への畏敬、そして漢字を生み出した中国の素晴らしい書家の歴史や歴史的背景などどっぷりはまるきっかけになりました。もしかしたら、ネットやAIなどで簡単に答えらしきものが見つかる日常になり、逆に実は簡単だと思っていたものにたくさんの背景が紐ついていてそれを掘り起こしていく楽しさにはまっているのかもしれません。便利になればなるほど、不便なものにはまる、なんともですね・・・