(語る 人生の贈りもの)松岡正剛:13 多重性の列島「日本は方法の国」

■編集工学者・松岡正剛

 《2000年以降は、「日本という方法」などで本格的に日本文化論を展開した》

 日本は東洋に属して、しかも海を隔てた列島です。四書五経も仏教も外から入ってきたもので、稲・鉄・漢字・馬も順番に立ち上がってきたのではない。そういう国なので、編集的な多重性があるだろうと。だから…

https://www.asahi.com/articles/DA3S15897850.html

編集的な多様性・・・日本をマルクスや構造主義現象学などの西洋の学問の方法でも説明がつかないものが増えた。柳田邦夫や折口信夫が試みた民俗学的な日本をもうちょっとやり直さないといけないと考えた。日本という国そのものが「方法の国」ではないかという確信からそれは「擬もとぎ」歌舞伎でいう「やつし」・・・正体不明だけれども日本が実感される「何か」はあるかもしれない。でも・・・

と続く。

書道、古筆かな、古代史を通じて、最近、なんだか、日本のアイデンティティって・・・なんだろう・・もしかしたらそういう感じじゃないかと思っていたので、この記事をみて、ちょっと驚きました。自分用のメモとして。