大企業の賃金、若手厚く中堅は減・・・えっ・・・

今朝の日経

大企業の賃金、若手厚く中堅は減
働き方多様化、薄れる年功 中小は全世代で伸び

厚生労働省は27日、2023年の賃金構造基本統計調査の概況を公表した。一般労働者の平均賃金は過去最高を更新したが、世代別にみると大企業の35~54歳の賃金が減るなど、若手に重きを置く傾向が目立つ。働き方が多様化し、企業の人的投資のあり方も変わってきている。

https://www.nikkei.com/article/DGKKZO79593360X20C24A3EA2000/

・・・・・・・・・・・・・・・・

終身雇用年功序列の伝統的なJTC賃金体系に変化の兆しがあるようです。しかし、私が注目したいのは、2023年の給与は、大企業で前年比平均▲0.7%、35~39歳のゾーンだと▲2%も減少。一方、中小企業で平均3%上昇していたということ。

そして、2024年3月初めに、連日、大企業の賃上ニュースが出ていたが、6%アップとか、ある銀行で3.5%アップとか、あとは日本の会社の大半を占める中小企業も、賃上げすべしみたいな論調で書かれていましたが・・・

でもでも、2023年には、大企業は賃下げしており、中小企業は賃上げしていたという結果を前提とするなら、もうちょっと違う見方ができるのではないだろうか。