半藤一利さんの昭和史
ラジオで紹介されていたので、Audibleで半藤一利さんの昭和史を全18話まで聴き
さらに、今は幕末史を聴いています。
Audebileって本当に便利というか、聴きながら家事などができるので
家事が学びの時間に変わり、逆に仕事などがあるとAudebileは聴けないので、
家事の時間があるからこそ、Audebileを聴けるという逆の発想に変わってしまいました。
今までジェンダー的視線で、家事の負担割合のことをいろいろと思い悩んでいた時期もありましたが
発想の転換でこんなにも気持ちが変わるものかと思います。(ジェンダー議論とは別の話になりますが)
と、横道にそれましたが・・・
この昭和史を聴いて、一番驚いたというか納得したというか・・・
ペリー来航にしても、終戦間近にしても、窮地に追い込まれることが予想されても
日本は、きっとそんなことにはならないだろう→そうならないという発想に変えてしまい
自分に有利なシナリオを作り上げ、結果として予想された最悪の結末を迎えるということでした。
これって、現代でも散見されますし、仕事を通じても同じような経験があります。
状況的にも、シミュレーションしても、このままだったらきっとこんな結末になるだろうと予想されるのに、
きっとそうならないという希望的観測でストップするんですよね。
不思議だなと思っていたのですが・・・半藤さんの昭和史を聴いて納得しました。
なぜ、肝心のときにこのような結論を導きだすのか、やっぱりユーラシア大陸の端っこの島国、
きっと豊かで厳しい自然に育まれ、八百万の神が身近にいる文化だったからかもしれませんね。