今日の朝刊の気になる記事(インボイスの歴史)

今日の朝刊、気になる記事、ブログにまとめておきたいなと思うものが

3つありましたが、すべて朝日新聞記事。

新聞全般が、時代ともになかなか部数が伸びずOLDメディアのようないわれかたを

しますが、私は、朝日新聞って、おっ!って思うような記事が多いので

結構、新聞をとって読むという価値を感じています。

■インボイスの歴史

https://www.asahi.com/articles/ASR9Y5R52R9YUTFK001.html

消費税インボイス(適格請求書)制度が10月1日から始まる。フリーランスなど小規模事業者を中心に不安や反対の声も根強いままだ。

インボイス導入をめぐる混乱は、消費税導入直前の35年前から懸念されていた。

当時の議論を振り返ると、制度的な「欠陥」を受け入れながらも、消費税導入を最優先した政治的な「妥協の産物」だったことが浮かぶ。

https://www.asahi.com/articles/DA3S15755354.html

https://www.asahi.com/articles/DA3S15755154.html

この消費税10%議論のとき、2012年10月のときに10%に決定、そのあたりで軽減税率&インボイス方式

か給付付税額控除方式か議論がされていた記憶があります。

税理士会を筆頭に、低所得者救済を目的とするなら絶対後者がいいと、インボイス方式は

経理の現場が混乱してしまうと、さんざん反対した記事などをたくさん読みましたが、

結局は、政治的な駆け引きでインボイス方式に決まり、「うわー大変なことになるな」と。

でも、これって、そのように騒いでいたのは、税理士会ぐらいだったような。

だから、たしか・・・

そもそも売上1,000万円以下の免税点の議論(消費税特例措置をどうするか)と

低所得者向けの救済方法&消費税の管理方法として、

複数税率でインボイスがいいのか給付付き税額控除か

と分かれていたように記憶しているが違っているかな?!・・・

当時、私も、お客さんやスタッフにも話しましたが、ほとんど響かなかった・・・

10%&軽減税率のほうが先に施行されたので

そちらに話題がいっていたように思います。

そのあと、マイナンバーもありましたし。

新聞をどの記事を読んでも、結局は、政治的駆け引きの結果であること、

そもそも消費税の目的やそれを遂行するために国民や事業者目線で制度設計がされた

そういう根本がないこと・・・

今更ですが、35年前、消費税を導入するときに、もう少し、

目的を明確にし、場当たり的な対応、政治的な決着をするべきではなかったのではと。

そういう意味では、結果は予測できているのに、場当たり的に感じる少子化対策と似ているかも。

改めてその現実を憂いますが、アナログに戻ってしまいそうな経理業務が

デジタル的な革新につながれば、ちょっと希望になるかな。