問題、先延ばし後、先延ばし限界、先延ばし開始の各記事
今朝の新聞各紙
制度設計に問題があることがわかっていて、抜本的な解決を検討し政策としないといけないことがわかっていながら
その問題について
先延ばし後、先延ばし限界、先延ばし開始の記事が並んでいましたので
時系列に並べるとこんな感じでしょうか。
・先延ばし後
インボイスしわ寄せ懸念や反対運動のこと(国内には800万の個人事業者がいて500万が免税事業者とされているらしい。)
平成元年の消費税導入を急ぐあまり丁寧に理解を図るべきだったところを先延ばし、
そして、インボイス制度の導入はその解決を図ろうとしたものですが
先延ばししたことが、問題をより複雑にしてしまっている印象ですね。
・先延ばし限界
年金少子化に危機感ということで、国民年金保険料を支払う期間を64歳までにするという案が出てきていること
少子高齢化はずっと前から予想されていたし、結果として年金設計の見直しは30年以上前から言われていたのに
抜本的な対策を取ってこなかった・・・もう先延ばしできないところにきたのかしら?
年金問題について具体的に痛みを伴う改革が始まるのでしょうか。
・先延ばし開始
電気代が高くなっているので、電気料金で2000円程度 都市ガスは月900円程度安くなり
その国費負担は29兆円、その負担金は電力会社に支払ったうえで光熱費が安くなるみたい。
円安や海外情勢などで水道光熱費が上がっていて、抜本的な対策の見直しなども
なく、今回はとりあえず月2,900円安くすること、でもトータルでは、29兆円の税金投入。
東日本大震災のときから日本のエネルギー問題は検討が必要だったのに、
資源のない日本でエネルギー問題は本当に大事なことだけど、原発問題を同時に
検討しないといけないし。そのためにはやはり利権などが邪魔をしなきゃいいんだけど、
現実的にはついて回るんだろうな~
結果、水道光熱費の高騰については、料金を一定額安くすることに税金投入しながら
問題先延ばししながらゆでガエルになるのかな。
なんだか、いつもこんな感じのニュースを聞いている感じがする。
円安もデフレ後のインフレも給料上がらないのもまたこんな感じになるのかな・・・