子どもたちの教育

朝からいろいろ見ていて、ずっと前から気になっていて
いつかブログにも書きたいなと思っていたこと。

「来年から高校の授業に「資産形成」 政府が躍起になる子どもへのマネー教育」
文部科学省が2022年度から高校の授業に「資産形成」の内容を導入し、金融庁が職員を学校に派遣して授業を行うなど、日本でも若年層へのマネー教育が推奨され始めました。
https://news.yahoo.co.jp/articles/e6fd160e09bf911a717ae64ae7f2248328f90a8a

あと、今年から実施された共通テストでもいろいろな意見がでていましたが、
さらに共通テストの記述式の断念のニュース
https://www.nikkei.com/article/DGXZQODG02CE80S1A400C2000000/

小学校では、道徳教育が教科となり、プログラミングや英語が必修化され
予定より前倒しでタブレット配布もされました。

あと、子どもにかかわる手続き教育などの管轄が縦割りでうまくいってないから
子ども庁の創設の話まで・・・

今回のコロナ禍ではっきりわかったことですが、
給付金や感染者数の把握なども電子化できないまたは著しく遅れた後進国であり、
桜を見る会や接待をはじめうその多い国会中継が流れていて
コロナ対策を含め令和3年度予算106兆円(うち税収53% 公債依存度41%)と
支出に占める借金依存度が約4割という財政的にかなり心配な予算が決議され・・・
15万円のお給料と12万円の借金とその他の収入で、月30万円の暮らしをする感じでしょうか。

だから、今の大人が運営する社会システムを反面教師とし、
道徳に、英語にプログラミング、そして資産形成の教育を子どもたちに
したいという国の方針でしょうか。
そして、それを測るもののひとつとして、思考力や表現力などを測る入試改革への
流れなのでしょうか・・・(記述式は断念の方向のようですが)

現実、子どもといろいろと話をするときに、教育の方向性と現実社会の矛盾にぶちあたります。
これは、大人の事情だからとか、世の中は厳しいものだからとか
そういう表面上の言葉では取り繕うこともしたくないのですが
なかなか説明がつかないところが苦しいです。

そんななか、心に残る言葉がありました。
3月の日経、私の履歴書、島精機製作所会長 島さんのお話
「自分で生きる術を考え、仕事に工夫を重ねれば道が開けることを学んだ」
「AIは膨大なデータを解析し、先行きを予測できても、物は作れない。」
「電子機器の僕になってはいけない。」
「人間の手を使わなければ新しい物はうまれないのだ。」

島さんは、結果として、特別な才能をお持ちの方だったのかもしれませんが・・・
でも、お考えになっていることは、本当にそうだなと思います。

あと私の意見としては、
自分がどうありたいかという意識を持つことでしょうか。
税金の計算ができる、税法を知っている、その資格があっても
それを使う側の意識次第で、付加価値や納得感は違ってくるように思います。
プログラミングや株投資の勉強した時も
同じような考えになったことを覚えています。

英語、プログラミング、資産形成など、
そのツールは時代とともに変わっていくかと思いますが、
工夫を重ね、手を動かし、人としての意識や方向性を
もって生きていくことが大事ではないかなと感じています。
まずは、そこを大事にした教育のカリキュラムになるといいなと。
そうなると、まずは、うそのない国民に目を向けた
国会運営ができるような仕組みづくり、
やっぱり、大人が努力しなきゃいけないことなのでしょう。
難しいですね・・・

IMG_1548.jpg
ベランダのレモンの木。
白い花が咲き始めました。
生命の誠実と真実
毎年変わらない風景にホッとします。