習っていた歴史が違っている。
今朝の朝日新聞コラムの一文、
士農工商の身分制度の記載は、現在の教科書にはなくなったらしい、
その身分制度そのものが誤った歴史認識だったらしい・・
https://www.asahi.com/articles/DA3S14835437.html
ウィキペディアにも、
日本では、近代になり江戸時代の身分制度を意味すると捉えられるようになったが、1990年代頃から実証的研究が進み、同時代的に現実に施行された制度ではないと理解されるようになった
との記載。
士農工商が教科書から消えていたなんて・・・
しかも、平成17年度の教科書からなくなっていたなんて・・・
約16年前か・・・
https://www.tokyo-shoseki.co.jp/question/e/syakai.html
学校で、士農工商がピラミッド型で黒板に書かれてその内容を教えてもらい
その印象で、時代劇、水戸黄門や、大岡越前、暴れん坊将軍などを
家族で見ていました。
なんとも、悲しい時代だなと子どもながらに感じたことを覚えています。
しかし、
疫病や自然災害に伴う厳しい時期もあったかもしれませんが、
江戸東京博物館に行って、約250年続いた江戸文化の多様性や庶民文化の発展など
を見ていると、子どものころに抱いた江戸時代のイメージと違っているなと、
もし、厳しい身分制度のもと厳しく管理縛られていたら、このように文化芸術が発展
したりするのかなと思った記憶があります。
子どものころに習った士農工商の概念は、
どうも明治以降に作られたものらしいこと、
この年になってというか、今日、それは違っていることを知り、改めて学ぶことの大切さを感じました。
同時に、
学校で学んだ歴史は、あくまで学校教育として国が教える歴史という側面であること、
歴史には様々な背景や立場によって
とらえ方が違う、別の事実もあることに気づく機会が
大人になって感じることが多いですね。