SPCスキームのお話
本日は、不動産証券化プレーヤーの方々に久しぶりにお会いすることが
できました。
リーマンショック以降、
不動産証券化プレーヤーの撤退や
不動産証券化専門誌が休刊したりと
業界全体が縮小しております。
そんななか、
今年に入り、SPC(特別目的会社)を使ったスキーム
が組成されたとのことです
それも、土壌汚染が存在する不動産の流動化で、
1月11日、日刊工業新聞の1面にも掲載されたとのことでした。
頂いた記事によると、
土壌汚染された不動産をSPCが取得、
浄化した後、大手デベロッパーに売却するスキームのようです。
土壌汚染などのリスクを定量化し、
投資家や金融機関からの資金調達が可能となったとのこと。
また日本には土壌汚染が存在する不動産が2万8000ヘクタール
(東京ドーム約6000個分に相当)あり、
そして今年4月に改正土壌汚染対策法が施行される予定で、
今後も土壌汚染地の再生事業に対する社会的要請が高まっていくと
見られているようです。
土壌汚染された不動産など、
これまでなかなかバリューアップを想定できなかったリスクが高い不動産、
但し、そのリスクを除去できれば、不動産のバリューアップが十分見込まれる、
その資金調達方法として組成されたSPCスキーム。
かなりハードルの高い案件だったと思われますが、
不動産証券化プレーヤーの方のアレンジメントに感動しました。
本日は、丸の内で、ヘルシーなマクロビランチ。
一等地でのランチだったので
少々高めでしたが、
とても美味しかったです。