出口のない部屋・・・参考になりました。

小学2年生の子どもを育てている知人から、こんな話を聞いた。学校から帰ってきた子どもが「わからない」と悩んでいた。「道徳」の授業が、本人にとって考えることがたくさんあって、難しいようだ。

その子は「わかった」ことを喜びとしていた。だがそれは、わからないことがわかったのでもなく、考えるテーマについて自分なりにわかったのでもなく、先生が求めていることがわかったのだ。たしかにそれがわかれば、もう簡単だ。考えなくてすむし、間違う恐れもない。先生も満足するし、みんな幸福だ。

https://www.nikkei.com/article/DGKKZO86241930T20C25A1KNTP00

道徳・・・うちの子はとても苦しんだ科目ですね。空気を読んで、みんなと同じ答えを出さないといけない。そして先生もそれを回答として求めている。でも、その理想とする回答は、現実の世界とは違っている。そういう苦しんでいた子どもをみていて、道徳への疑問をずっと抱えていたので、このコラムはとても参考になりました。でも、子どもののうちに、みんなと同じ正しい、正解があることを学ぶことを必要とされるのに、大人になったら自ら考え、多様性やオリジナルな思考を求められるって矛盾な気がする。