卒業制作は、王義之

卒業制作は、王義之の十七条にしました。王義之の草書を選んだ理由は、やはり書聖、王義之を深く学びたかったからです。あえて、草書を選んだのは、流れる感じの筆使い、そして王義之らしい几帳面さとのびやかな筆使いの表現をもう少し上手になりたかったのと、楷書はぴっちり的確に臨書する自信がなかったからです。

まずは、王義之について書籍を三冊購入。王義之の人となりが本当に素晴らしいというか大変失礼な言い方ですが、結構好きですね。おぼっちゃまではありましたが、高級官僚として宮仕えをしたものの、あまり権力に執着することなく早期退職。書を愛し、家族を大事にし、自然のなかに身をおくことを好み、そんな感じだったようです。王義之の人となりが少しでもわかって、王義之がどういう気持ちで書いたのか想像しながら、そして王義之が生きた時代を想像しながら、筆を運ぶとまた違った景色が見えてくる感じがします。