牛を屠るを読んで・・・
ラジオで紹介されていた本、牛を屠るを読みました。大学のころ、講座の一環で、トサツ場を見学し、周辺地域を調査したことがありましたが、トサツされる直前の牛の涙目と鳴き声は今でも私の目と耳に焼き付いています。忘れられない光景とその心の痛みの処し方がわからないまま今に至りますが、この本を読むことで少し方向性が見いだせるかなと。究極の結論は、牛をトサツし枝肉にしていくことは、産業の一環という割り切りしかないのだなと。当たり前だけど・・・そこは命の価値観に対する矛盾と人間のエゴと。結局、浄化しないままなのですが。