えっ!復興税を。

今朝の新聞などで、防衛費増額の財源の一部に

復興所得税を充てようとする案

さらに、

復興所得税、20年延長する案 防衛財源確保へ与党税調が検討とか

https://www.asahi.com/articles/ASQDF3R79QDFULFA00B.html

いやいや、嘘でしょと。

まだ、案の段階とはいえ、原理原則がこんなにもなし崩し的に・・平然と議論に上がっている

様子に、唖然とします、

復興所得税創設時、東北大震災の壊滅的な被災の様子にみんなが心痛め、そして復興を願い

だから、法人も国民も期限付きで増税に協力したように記憶しています。

法人は3年終わりましたが、個人所得税はまだ期限が来ていません。

5月に福島の被災地を見に行きましたが、

土木工事的なインフラは整備されている印象でしたが

倒壊、半倒壊されている家や建物はそのままになっているものもあり、

除染土や原発施設問題など、個人の生活レベルではまだ復興に程遠い印象でした。

そのあたりの整理も棚上げになっている印象です。

そもそも復興税がどの程度東北の復興に使われ、

どの程度残っていて、今後の復興にあとどれくらい必要なのか

そのような決算書や予算案すら見たことがないのですが

そのようなデータは存在するのでしょうか。

そのあたりがパンドラの箱状態になっているのであれば、なおさら

今度は、復興税を防衛費に使うなんて・ちょっと順番が違うのではないでしょうか。

復興税が、

いくらあって、いくら使って、いくら今後必要で、結果いくらあまりそうだから

余った分を防衛費に使っていいですか?そしてあと20年延長していいですかって

国民レベルで議論が必要なことじゃないかなと思います。

子どもたちに、金融(投資?)教育をすることになっていますが、

国や政治家がこのような論点の運びをしているのであれば、

なかなか難しいようなぁと思いますね。

子どもの教育的にも良くないと本当に感じます。